S.T. DUPONT x 香川漆芸
コラボレーション
唯一無二のコレクション
ライフスタイル誌『家庭画報』との企画により、エス・テー・デュポンと日本の伝統工芸「香川漆芸」による特別なコラボレーションが実現しました。 本コレクションでは、フランスに受け継がれるサヴォアフェールと、日本の繊細な美意識が融合。 「香川漆芸」の加飾を施した、四季をテーマとする4つの作品が誕生しました。人間国宝の監修のもと、卓越した職人技によって一点一点丁寧に仕上げられたライターは、一瞬の美である炎を、永続する芸術へと昇華させます。 メゾンのエスプリと日本の伝統が響き合う、唯一無二のコレクションです。
日本の伝統工芸との融合
江戸後期に玉楮象谷(たまかじぞうこく)が確立した「香川漆芸」は、「蒟醤(きんま)」「存清(ぞんせい)」「彫漆(ちょうしつ)」という代表的な技法と豊かな色彩を特徴とする伝統工芸です。今回「家庭画報」との協業により実現した本企画では、その技を現代の作家たちが受け継ぎ、フランスの名門「エス・テー・デュポン」の最高級コレクション「ル・グラン デュポン」のゴールドのライター「ダイヤモンドヘッド」と呼ばれるギヨシェ装飾が施された逸品に加飾を施しました。監修を務めたのは、重要無形文化財「蒟醤」保持者、人間国宝の山下義人氏です。約4か月にわたる制作期間を経て、春夏秋冬それぞれの情景を表現した4作品が完成しました。
撮影/Fumito Shibasaki〈DONNA〉
文/清水千佳子
掲載/家庭画報5月号より
春・「はるひかげ」太田 豊
春の暖かさと生命の息吹が感じられる作品。 主に使用されている技法は、漆を十数回 塗り重ねたところに蒟醤剣で文様を彫り、 その溝に色漆を埋め、平らに研ぎ出す「蒟醤」。本作にはその一種で1㍉に2、3 本の線を彫る超絶技巧「布目彫り」が駆使されている。花の表現には、色漆で模様を描き、輪郭や細部に線彫りを加える技法「存清」を使用。
ル・グラン デュポン「はるひかげ」
(縦66× 横39× 奥行き14 ㍉、約175g)
夏・「夏ノ花」山下亨人
ライターの炎にも通じる花火は、 人々の心を沸き立たせる夏の風物詩。 その一瞬の閃光を「蒟醤」の技法で シンプルかつダイナミックに表現した。 漆で文様を描き、乾く前に金や銀の粉を 蒔いて定着させる「蒔絵」の技法で、 上品な煌めきを添えている。
ル・グラン デュポン「夏ノ花」
(縦66× 横39× 奥行き14 ㍉、約175g)
秋・「瓏( ろう)」藪内江美
中秋の名月と『古今和歌集』の歌を モチーフにした秋の情緒たっぷりの一品。 「蒟醤」の技法を用いて、表は一面に凸凹 を彫り、月は金色の漆で、背景は黒と 黄緑色の漆でぼかしながら25 回ほど 埋めて研ぎ出した。裏は白漆に川を イメージした線彫りを施し、金色から 朱色にぼかしながら25 回ほど埋めて 研ぎ出し、紅葉に染まった川を表現し ている。
ル・グラン デュポン「瓏」
(縦66× 横39× 奥行き14 ㍉、約175g)
冬・「winter -1℃」松原弘明
表は香川県にも稀に降る雪の結晶を、裏は 北風が吹く冬の晴天をデザイン。各種の色漆を数十回塗り重ね、その色漆の層を彫り下げて文様を浮き彫りにする「彫漆」の技法で作られているため、立体感があり、手触りを楽しめるのも魅力だ。
ル・グラン デュポン「winter -1℃」
(縦66× 横39× 奥行き14 ㍉、約175g)
卓越した職人の技
本コレクションの製品は、日本の卓越した職人により一つ一つ丁寧に仕上げられています。 そのため、装飾や色調、質感には個体ごと微妙な違いがあり、それぞれ唯一無二の存在です。 漆で仕上げられているため、職人の手仕事ならではの個体差や、表面にわずかな質感の違いが見られる場合もございます。
手に取るたび、その特別な趣をお楽しみいただけます。 選び抜かれた高品質の素材と香川漆芸の伝統技術により仕上げられており、非常に繊細な製品でございます。 損傷や破損を防ぐため、丁寧にお取り扱いくださいますようお願い申し上げます。
漆特有の特性として、ご使用とともに色合いが深まり、艶が増してまいります。 経年による風合いの変化も、本製品ならではの魅力としてお楽しみください。